Last Updated on 2026年3月15日 by のりお
行政法攻略の最短ルートは、間違いなく「行政手続法」と「行政不服審査法」のマスターです。特に手続法はわずか46条。これを放置して他の難しい分野に手をつけるのは、合格を自ら遠ざけているようなものです。
過去10年のデータを解析し、どの条文が「正解(合否)」に直結したかをランク付けしま
行政手続法:全46条の正解肢マッピング
手続法は「広く浅く」ではなく、「出る場所を深く」が鉄則です。
【Sランク:絶対暗記】不利益処分(第12条〜第31条)
過去10年、ほぼ毎年「正解の選択肢」がここから出ています。
- 聴聞と弁明の機会の付与(第13条): どっちがどっちの処分に適用されるか、この振分けだけで1問分。
- 主宰者の職務(第19条〜): 誰が主宰し、何ができるか。行政庁が直接やるわけではない、というひっかけが伝統芸能です。
【Aランク:得点源】申請に対する処分(第5条〜第11条)
- 審査基準の「設定」と「公表」(第5条): 設定は「義務」、公表も「原則義務」。ここが「努力義務」にすり替えられたら即×、と見抜く力が必要です。
- 標準処理期間(第6条): こちらは「努力義務」。第5条との「義務 vs 努力義務」の対比は、過去の択一式でも繰り返し問われているポイントです。
【Bランク:落とせない基礎】行政指導(第32条〜第36条)
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中止等の求め(第36条の2): 比較的新しい条文ですが、近年のトレンドです。
行政不服審査法:2016年改正後の鉄板ポイント
旧法時代とは傾向がガラリと変わっています。直近のデータを重視しましょう。
① 「審理員」と「行政不服審査会」の役割(第9条、第43条)
「身内によるチェック(審理員)」と「第三者によるチェック(審査会)」の二段構え。
- ポイント: 誰が、誰に、いつ諮問するのか。この「登場人物の動き」を整理するだけで、問15あたりが確実に取れます。
② 「教示」のルール(第82条〜)
不服審査法独自の最重要項目です。
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ポイント: どこに、いつまでに不服を申し立てられるか教える義務。これを怠った場合の効果(第83条)までがセットで狙われます。
💡 【独学者の罠】なぜ条文を読んでいるのに解けないのか?
それは、試験委員が狙うすり替えの法則を知らないからです。
- 「義務」を「努力義務」にすり替える
- 「許可」を「認可」に、あるいは「届出」を「申請」にすり替える
- 「できる(任意)」を「しなければならない(義務)」にすり替える
これらは、一人で条文を読んでいるだけではなかなか気づけません。アガルート等の講座では、テキストに最初から「ここは『できる』ではなく『しなければならない』で出る!」と赤字で書いてあります。その「初めからマークされている状態」を買うのが、最短合格の裏技です。



